2022年03月04日

【人権擁護・ジェンダー平等全般の内容を扱う出前講座を事業者に対して実施する意欲を市がみせてくれた】(2022年3月定例議会 3月4日 生活環境常任委員会)





代表質問の解説ブログを書き終えぬうちに、委員会審査に突入してしまいました。





今日は市民部所管部分について、審査しました。





■(仮称)横須賀市子どもの権利を守る条例 の制定にあたって、周知をしっかりやってもらう





現在、市議会では、約1年4か月の時間をかけて、(仮称)横須賀市子ども権利を守る条例 の制定作業をしており、いよいよ今回の定例議会に条例案が議案提出される見込みです。委員長は、我々の会派の角井議員がつとめてくださっています。





 子どもの基本的人権を保障するため、国連は1989年に児童の権利に関する条約を採択し、日本は1994年に批准しています。しかし、現実には様々な差別が存在していて、子どもは自由な生き方、意思の表現が抑えられてしまう場合があります。さらに、昨今、子どもへの虐待が深刻な社会問題となっています。こうした背景を踏まえ、子どもが子どもらしく生きることを保障するため、この条例を制定することとなりました。









 市民部では、この条例制定に入る以前より、「子どもの権利条約」解説リーフレットというものを作っており、今回せっかく市議会が条例制定を控える中なので、これを反映させるのか・周知についてはいかがお考えか、と質問しました。





―――――質疑の引用―――――





▽p.72 人権擁護事業 





▽加藤





 ②「子どもの権利条約」解説リーフレットの作成がありますが、こちらは、従来と同様の内容のものを作成する予定ですか?





●人権男女共同参画課長





こちらは改訂版です。今回、新たに議会で検討している子どもの権利を守る条例の制定がされましたら、制定されたことを追記し、作成したいと考えています。





▽加藤





まさにその部分を伺いたかったので、ありがとうございます。これまで子どもの権利条約のリーフレットについては教育委員会の指導主事と内容を相談してきたと思います。来年度は福祉こども部となると思うが、教育委員会だけではない、福祉こども部、こども家庭支援センターを含めた連携の中で、子どもたちに子どもの権利条約・条例について知っていただく部分と、大人への周知もしっかりとしてほしいと思いますがいかがでしょうか。





●課長





これまでも解説リーフレットは内容を教育委員会指導主事に確認いただいてましたが、これまでもこども育成部、こども家庭支援センターにも参考としてみていただいておりました。より内容の充実したものにしたいと思います。また、大人への周知ですが、このリーフレットの配布は学校を通じての配布ですので、紙媒体とは別に、周知方法は今後も考えたいです。





―――――質疑引用終了―――――





広く周知に努めていただけるよう、願っています。









■人権擁護・ジェンダー平等全般の内容を扱う出前講座を事業者に対して実施する意欲を市がみせてくれた





 こうした人権に関する啓発という点では、この4月から人権・男女共同参画課は「人権・ダイバーシティ推進課」へと名前を変え、市民部から市長直轄の市長室に移管されるということもあり、さらに積極的に取り組んでもらえないのか?という点で、出前講座の可能性を問いました。





―――――質疑の引用―――――





▽加藤





あと、これは少し子どもの権利条約から一歩離れて、人権擁護・ジェンダー平等全般の啓発ですが、さきほど、p.82 高校生向けくらしの出前講座 に関する質疑で、若くして働き始める人が多いところで出前講座をというお話ありましたけれど、人権擁護やジェンダー平等に関する出前講座も、被害者にも加害者にも誰もがなりえるという意味では、出前講座をやっていくことは重要ではないですか?事業所や、業界団体なのか判断はあると思いますが、実施は難しいですか?





●人権男女共同参画課





これまで多様な性に関する研修としましては出前研修がございましたが、人権擁護全般の研修ではまだ出前講座はおこなっていなかったので、今後、今回市長室移管もあるため、課題としては広く捉えねばならないと思っております。今後の取り組みとして考えてまいります。





▽加藤





いま、性的多様性に関する部分では(出前講座が)ありましたとお答えいただいていて、不動産事業者で、ステッカーを張って、性的マイノリティのかたがたへの差別や偏見をなくすための取り組みに協力くださっているところもありますし、人権擁護、ジェンダー平等に関する出前講座ができないかどうかというお伺いは、業界団体に対して少し伺ってということはできると思うのです。市内で、市内で買い物したりサービスを受ける際に、ジェンダーへの配慮の無い対応で残念だなと思う局面もあるので、そういった面を一歩ずつ前に進めるためにもトライいただきたい。





●市民部長





まず出前という意味では、ぜひ我々としてメニューに加え、ニーズのあるところにはお話をさせていただきたいと思っています。今回ダイバーシティ推進としてさらに枠組みが広がる中で、男女共同、LGBTだけの話だけではなく、人権そのものについて、子どもの権利条例の点もございますので、ぜひ幅広くお話できる機会をいただけるのであれば、積極的に出てまいりたいと思っております。不動産部会とのお話ですけれど、さらにもう一歩進んだ形を検討してまいりたいと思っておりまして、予算にはのせていませんが、来年度に向けて幅の広い施策を広げていきたいと思っています。





――――質疑引用の終了―――――





子どもの権利も、ジェンダー平等も、すべて人権に関わることです。





せっかく課名を変更し、市長直下に再編したタイミングで、市内の様々な企業にも、より人権尊重についてご理解を深めていただくべく、市が積極的に出前講座を行ってほしいと私は願っています。





例えば、私は家では料理担当なのですが、家を建てるキッチン周りについての打合せの際に、「うちでは私が料理担当です」と何回(1回2回ではないです)伝えても、キッチンの話になると毎回妻のほうを向いてご担当の方が話しはじめるので、すごく嫌な気持ちになった経験があります。お仕事はきっちりやってくださっているだけに、そのジェンダーバイアスが残念…というケースは、しばしば出会います。これは、本市の様々な機会の損失につながります。嫌な思いしたら、そのまちや店に次は来てくれなくなってしまいます。





今回、答弁にあるように、少し積極的な姿勢を見せて下さったので、新年度にどのような取り組みに結実するのか、楽しみにしております。


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