2025年04月25日
【若者政策をめぐる議論が本格始動】(2025/4/25第2回未来を担う若者支援検討協議会)
未来を担う若者支援検討協議会が、いよいよ本格始動しました。
若者政策を掲げて議員生活を始めて8年、ようやく本市議会でも、若者政策を専門に議論するための会議体が立ち上がったことを、うれしく思います。
本日は、実質的な議論初回ということもあり、今後の協議の方向性を議論しました。
かなり活発な議論が交わされ、それぞれの会派がもつ「若者支援」のイメージがわかりました。
【各委員の意見を整理すると…】
自由民主党(泉谷委員)
- 重視する点:若者の地域参画
- 課題認識:若者の市外流出、地域コミュニティの高齢化
- 方向性:町内会や自治会、スクールコミュニティ等を通じた地域参加環境の整備
- イメージ:若者が地域で活躍し、郷土愛を育て、戻ってきたいと思える環境づくり
よこすか未来会議(加藤ゆうすけ)
- 重視する点:成人への移行期にある若者の自立支援・権利の保障・社会参画
- 課題認識:「18歳以降」の支援が手薄、若者が社会に対して影響力を行使する場の不足
- 方向性:
- 若者会議・若者議会の設置
- 審議会等への若者登用
- 若者団体への支援や居場所づくりの支援
- 留意点:既存の子どもの権利を守る条例・こども未来プランとの整合性
公明党(川本委員)
- 重視する点:地域活動への参加を通じた社会参画支援
- 課題認識:若年層の地域活動・まちづくり参加が低調
- 方向性:きっかけづくり、継続的な支援により地域活性化を目指す
- 補足:ヤングケアラーなどの課題は既存条例で対応すべきとの慎重姿勢
日本共産党(井坂委員)
- 重視する点:生活保障と多様な若者の居場所づくり
- 課題認識:貧困、ヤングケアラー、コロナ禍での孤立など「見えない格差」
- 方向性:声を上げにくい若者の実態把握と、政策反映の仕組みづくり
- イメージ:誰一人取り残さない支援体制、地域社会への居場所の創出
日本維新の会(ひろなか委員)
- 重視する点:ケアラー支援を含む若者の生活支援
- 課題認識:家庭環境や介護等による若者の「余力」の欠如
- 方向性:社会参画以前に、個々の事情に応じた支援が必要
- 提案:ヤングケアラーなど広い年齢層をカバーする柔軟な支援制度
葉山委員(無会派・オブザーバー)
- 重視する点:年齢・生活環境に応じた支援
- 方向性:支援対象の年齢や区分を明確にし、多様な施策を検討
【協議全体をまとめると…】
- 一致点:若者の声の反映、地域社会への参画支援、支援の必要性
- 論点の違い:
- 地域参画重視(自民・公明)
- 若者の権利保障重視(よこすか未来会議)
- 生活保障重視(共産・維新)
- 今後の対応:
- 経営企画部(都市戦略課・企画調整課)へのヒアリングを次回第3回実施する
- 条例制定 vs. 政策提言の方向性は今後の議論と調査により判断
【現時点での条例化に対する意見】
- 条例制定を前提:よこすか未来会議(新城市若者条例&若者議会条例、富田林市若者条例を想定)
- 条例制定に前向き:自由民主党(大分市若者応援条例を想定)
- 現時点では未定:公明党、日本共産党、日本維新の会、無会派
私の議員としての中心に若者政策はあります。少しでも、本市の若者のためになる結論へと導けるよう、取り組んでまいります。
■参考資料:本日の議事に関する資料です
02-(資料1)今後の協議の方向性について
https://drive.google.com/file/d/1YiPL3ZMfnCAOJlrsf6tyXClAE3hs844O/view?usp=sharing
04-(資料3)令和9年3月定例議会に上程する場合のスケジュール(案)
https://drive.google.com/file/d/1Z2HAIH3larHn0wr7uQ2PVw3L-dxYTpb8/view?usp=sharing