2023年05月11日

【ユースワークとは】

3期目に入り、さっそくいくつかのご相談もいただいており、そのうちの一つが解決したというご報告を今日いただきました。相談者さんとの守秘事項ですので詳細は控えますが、横須賀ならではの、お子さんに関わる課題でした。関係者の皆様に感謝申し上げます。

今日は、選挙期間中も力を尽くしてくれた(そして全力で楽しんでくれた)若者メンバーが、進路相談などで妻&私のもとへ来てくれました。



「相談にきた」というよりは、話にきて、その中で進路の話にもなった、という感じです。ただ、この、なんとなく話をしにきてくれる、という関係性の中に、若者政策で一番必要なことが詰まっているという感覚があります。

■ユースワーク

 これまでも私が申し上げてきたのですが、自治体若者政策は、若者の自立を進め、「大人」への移行をスムーズに行うための社会的システムを構築するものとされ、若者の自己形成・経済的自立・社会的自立(または社会参加)の全体に及ぶとされています(松下,穂積2017)

 そして、ユースワークの必要性を市に理解してもらい、ユースワークできる人材を増やしていきたいとの思いを持っています。

●ユースワークの定義
「ユースワークは、若者を⼦どもから⼤⼈への移⾏期にいるすべての⼈と捉え、若者が権利主体として⾃⼰選択と決定が保障される⾃由な活動の場を若者とともに形成し、若者及び若者と関わる⼤⼈やコミュニティ、社会システムに働きかける実践である。」
引用:
https://www.ritsumeihuman.com/wp-content/uploads/2017/04/dbe8bf04d0b5240f6ea3fb7c8d7bab59.pdf

 そして、ここからは加藤ゆうすけの感覚ですが、社会システムに働きかけるためには、若者自身が何を思い、何をしたいのか、まずはその中心をしっかりと捉えること、それが捉えられるまでは、しっかりと待つことが重要だと思っています。

 福島でのNPO活動でも、各地のフードコートや、コワーキングスペースを回り、高校生たちと他愛もない話をしながら、進路や、いまの福島の課題について、語り合い続けていました。

(20代で、まだ結婚していなかったこともあり、「加藤さんって事務所に住んでるんですよね?」と高校生に言われるくらい、仕事し続けていた頃ですね…いろいろと反省も多いですが、一生懸命ではありました)

(郡山のフードコート。懐かしい)

 関係性の構築には時間がかかりますし、その若者にとって必要な時間と、気づきを得られるタイミングは人によってバラバラです。大人の価値観に基づく成長の押し付けなどもってのほかで、あくまでも若者自身が持っている力が、自然に花開く環境を整えることが、ユースワークにおける大人の役割です。

 今日は、ちょっと久々に、そんな感覚を思い出しながら、ああ、やっぱり横須賀に必要なのはこれだな…と感じるひと時でした。

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