2025年09月10日
【津波対応は適切?】(2025年9月10日 地域防災計画検証特別委員会)
9月10日の地域防災計画検証特別委員会です。
2024年2月に始まった特別委員会は、これを最終回とし、検証結果報告書を市に9月19日に提出して終了となります。
もちろん、防災の取り取りくみは続きますが、いったんの区切りということです。
●03-(資料3)地域防災計画検証結果報告書(案)
https://drive.google.com/file/d/1_8iuegYkt0X3POE1Gu8V0L9SCUvegywg/view?usp=sharing
ただ、最終回とはいえ、今回も論点は盛りだくさんでした。
なかでも、津波に関することは、7月30日の警報もあったこともあって、色々と議論されました。
一市民からは小林優人議員が出席しています。
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🏥震災時地域医療救護所開設場所が一部変更になりました
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当委員会から、「津波が来るかもしれないところに医療救護所があるのは変えよう」と市側に提言していました。
その結果、一部の開設場所が、あらたまりました。
ただ、その結果、
・追浜地域から医療救護所🏥がなくなった
・北図書館(追浜)📚→長浦コミュセン🏢、浦賀コミュセン分館🏢→県立大津高校🏫 など、随分遠い移動があった
ことについては、小林議員が質しました。適地が無くやむを得なかったとのことではありますが、引き続き良い方法がないものかというのは、考え続けてほしいと思います。
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🌊7月30日の津波警報における対応
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記憶に新しいところですが、 7月30日の8時25分ごろ、ロシアのカムチャッカ半島付近を震源とするM8.7の地震が発生し、本市でも若干の海面変動がありました。発生直後から市長以下で情報共有等を開始、その後9時40分に、相模湾、三浦半島の予報区に津波警報が、東京湾内湾の予報区に津波注意報が発表されました。
この際の対応について、それではいざ津波が来たとき機能しないのでは?というものが多々見られたため、部局側がまとめた資料をもとに、質疑が行われました。
●02-(資料2)令和7年7月30日の津波警報における対応について
https://drive.google.com/file/d/1YazOK-sfjnXgC71DdZT4fF0m96ZvGmQg/view?usp=sharing
🌊浦上台までもが避難指示区域に入っていたのはなぜ?
→市答弁:今の津波ハザードマップが、元禄型の関東地震等も含めた、最大級の津波のシミュレーションに基づき、どこまで津波が遡上するかをを考えたマップとなっているため、基本的には「想定外」を考慮した上で、色のついているところは積極的に入れていこうという考え方で今回は発令している
🚙職員の移動の公用車の確保に苦労したとあるが、いざ大地震が来たらそもそも車移動は無理では? 電動自転車とかバイクとかないの?
→市答弁:職員が本庁舎で勤務している時間を考えると、1年のうちの20%に満たないぐらいの時間。夜間と休日が、時間の中での配分で言えば大部分を占める。なので、ある意味今回レアなケースで、(地震被害が無かった点で市内の)状況も良かった。にもかかわらず混乱したということは。 災害時には、不確定要素を考えねばならない。自転車は2台しかない。協定事業者も2輪車に関して市職員への協力などは想定してないので、今後の課題。
🚙半分ずつ行けばいいのに、支援に行く職員全員一斉に出払っちゃったのはまずくない?時間が長引いたらどうするつもりだったの?
→市答弁:指示が甘かったなということで、反省をしている。例えば、公用車1台で行ける4人から5人、そのうち1台1人は、車を本庁舎に戻すことを優先した方が有効ではないか ということが、検証結果としてわかった。まず一時対応としては、3人から4人を各避難所に送って、適切に受け入れて、避難者の状況を本部に送ることを最低条件として今後運営をしていきたい。