2022年09月02日
【障害者の高齢化について、1年前に問うたその後】(2022年9月1日 民生常任委員会)
9月1日は、民生常任委員会(予算決算常任委員会民生分科会)および都市整備常任委員会(予算決算常任委員会都市整備分科会)の開会日でした。私は総務常任委員なので、この日はインターネット中継を視聴して、会派の他の議員が質疑してくださっている結果を確認する時間です。
よこすか未来会議、12人おりますので、4常任委員会すべてに会派の議員がおります。自分の所属する委員会以外で質疑してほしい内容は、事前に会派の会議で全員に共有したり、あるいは直接「ちょっとここんところ、詳しく質疑しておいてほしいんですよね」などとお願いし合ったりしています。
■障害者の高齢化について、1年前に問うたその後
今回の民生常任委員会では、私が昨年(2021年)9月定例議会で質疑した「障害者の高齢化」に関する課題のその後について、民生常任委員の小幡議員に質疑をお願いしていました。
<参考>昨年の質疑 http://katoyusuke.net/2021/09/04/21090401/
http://katoyusuke.net/2021/09/04/21090401/
この昨年の質疑では、上地市長から「議員のおっしゃる通り、新たな課題が生じている可能性があるので、施設等に積極的にヒアリングを行い、状況を把握したい。」と力強い答弁がありましたが…。
■一体どこで、止まっているのか。
結論から申し上げて、1年前の答弁は何だったのだろう?という残念な結果でした。
――以下、質疑引用――
▽小幡議員
障害者施設に入所されているかたの高齢化について伺います。2021年9月定例議会の加藤ゆうすけ一般質問で、障害者の高齢化と諸課題に関する質問がありましたが、その際に、障害者の高齢化にあたって施設等から様々課題が提起されている点を本会議で加藤ゆうすけが質問しましたが、この際に、現場のご意見を丁寧に聞き取って実態の把握につとめたいと市長からご答弁ありましたが、その後実際に現場のかたのご意見を伺うなど、聞き取り状況はいかがでしょうか。
●障害福祉課長
障害者団体のかたとの意見交換は行う予定でして、団体代表者のかたともお話をしました。ただ、新型コロナウイルス感染症拡大とかの状況ございまして、話し合いはできていない状況です。今年度につきましても、団体代表のかたとお話したとき、高齢化に特化した形ではお話していませんでしたが、この話につきましては共通認識が必要ですので、至急実施したいと考えております。
▽小幡議員
だいぶみなさん高齢化が進んでいる中で、こういったコロナ禍のような状況がおきますと、また異なった、複合的な課題が起きてきますので、高齢化していく、いずれは終の棲家となることはありえますから、ぜひここに関しては早急にお話しして頂きたいと思います。
―――質疑引用終わり――――
事前に私も障害福祉事業所の方ともお話をしているので、状況は理解していましたが、やはり答弁=会議録として未来まで残る形で、このように聞くと、残念なものがあります。1年あったのに、「この話につきましては共通認識が必要ですので、至急実施したいと考えております」という言葉が、何か私には違和感ののこる表現でした。
一体、どこで止まっているのか。1年あったわけです。「コロナ禍で」と言われても、12か月間すべて緊急事態宣言が出ていたわけではありません。執行機関の中心たる上地市長からの答弁もあった上での、1年間です。
障害福祉が置き去りになることのないように、そしてそもそも、答弁があった内容が置き去りにならないように、これからも進行を確認したいと思います。