2022年02月21日
【保育にもテクノロジー】
2月15日の教育福祉常任委員会(予算決算常任委員会教育福祉分科会)で、令和年度補正予算として、「国の令和3年度補正予算(ICT化推進事業)に伴う公立保育園等のICT化にかかる経費の増」として1,159万円が計上されました。
大きくは2つを公立保育園に導入するものでで、
①午睡(おひるね)見守りシステム
園児のお腹に取り付けたセンサーが「うつ伏せ寝」や「体動停止」を検知し、ア
ラームで知らせてくれるそうです。
→通常通り、保育士さんは既定の時間で園児たちをチェックしますが、補助センサーがあることで、お昼寝中の園児たちをより安全に見守ることができるようになります。
②事務補助ツール
現状、保護者との欠席・遅刻の連絡は電話のみ、また保護者との連絡ツールであ
るおたより帳は全て手書きで行っています(びっくり)。
→機器導入で、保護者も自分のタイミングで約束の時間までに、連絡や記入ができるようになるため、朝の忙しい中での手間が軽減されます。
また、職員も朝の電話対応が減り、園児の受け入れに専念できるほか、保護者の連絡や前日からの申し送りなど職員間で情報の共有が迅速に行えます。
日々の日誌や個人記録、おたより帳は、タブレットから入力ができ、同じ内容を
何度も書き写す必要がなくなります。
その他、年間の計画を月や週の計画に反映させやすくなること、毎日の打刻デー
タから月末の延長保育料の計算が自動で行われることから、業務の時間短縮が図れます。
むしろ、今までなんでやらなかったのだろうか?と思うくらい、いずれも必要なものです。委員会質疑も基本的には「必要だからどんどんやったらいいよ」というトーンでした。「不要な時にアラームが鳴って却って面倒なことにならないかな」とも考えましたが、これも園長・副園長会で約1年検討しての導入とのことで、クリアされている様子。こども育成部、グッジョブです。
保育は、テクノロジーの有効利用に前向きです。
さて、残るは、教育ですね。