2019年10月02日
【市長に政策提案をしてきました】
【市長に政策提案をしてきました】
会派マニフェスト説明会に先立って、上地市長に政策提案を行いました。
私からは、「多様性」について、お伝えしました。
特に、21世紀になってもなお進まぬ、性別にかかわらず活躍できる社会づくりについて、伝えました。
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よこすか未来会議「政策提案2020」より
■3.多様性
1 多様性を尊重し、誰もが自分らしく生きられる横須賀を目ざします
①性的多様性に関する研修を、幹部職員に加えて新入職員に対しても実施すること。
②「人権男女共同参画課」の名称を「ダイバーシティ社会推進課」などの時代に則した名称に変更すること。
③課長級以上の女性を12%にするクオータ制を導入すること(平成31年4月1日現在課長以上193名うち20名が女性で10.4%。つまり、ポスト数が同一であればあと4名以上を課長級以上に登用すること)。また、採用に関しては女性を増やすこと。
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【市長に伝えた思いなど】
私が、多様性の尊重、誰もが自分らしく生きられる、という部分に強いこだわりを持っていることをまず伝えました。
生物学的性別や性自認にかかわらず、意欲と能力のあるかたにマネジメントを担っていただくという大前提のもと、それでもなおこうしたポジティブ・アクション(格差の解消を目指した自主的かつ積極的な取り組みのことであり、男女の均等な機会と待遇を実質的に確保するために必要となるもの)は堅持頂きたいと思っています。
オフィシャルな場ではもはや見られなくなりましたが、様々な場面で
「やはり女性の課長は強いな~(≒強くて女性らしくないな)」
ですとか
「男女の平等は、社会の意識や慣習が変化し、女性が能力を十分に発揮できるようになれば自然に達成される(からポジティブ・アクションは必要ない)」
といった言葉がきかれます。
しかし、1986年男女雇用機会均等法ができてから既に33年が経過してもなお、この状態です。1986年って、私、まだ生まれていないです。さらに、この30年余り、女性活躍は確かに進んだものの、女性が「仕事も育児もこなすスーパーウーマン」としての働きをするしかない状況が続けば、後に続く世代(そう私たちよりも若い世代)では「あー、私は両立は無理だわ」と感じ、却って事態が後退するのではないか…と危機感を持っています。だからこそ、積極的な措置が引き続き必要だと考えるわけです。
また、「採用に関しては女性を増やすこと」については、男女雇用機会均等法で募集にあたって男女別の採用予定人数を設定し、明示して募集することは禁じられている(第5条)ので、女性を明示して採用することはできないのはもちろんです。しかし、女性であることを理由に、あるいは出産・育児でのキャリア中断が目前にあることなどを理由に、女性の採否が不当に扱われることのないよう十分な配慮をお願いしました。