2018年10月18日
【2018年10月17日 第4回横須賀市自殺対策計画策定委員会】
【2018年10月17日 第4回横須賀市自殺対策計画策定委員会】
自殺対策計画策定委員会を傍聴しました。15時半開始だったのですが、今回は17時までしか傍聴できず…。
今回は、オブザーバーとして横須賀市医師会から阿瀬川孝治先生(精神科専門医・汐入メンタルクリニック院長)がお見えになっていました。阿瀬川先生は、先日参加した中島内科クリニックでの医療・介護連携の会にもお見えになるなど、医療の垣根を越えて活躍されています。
■横須賀市自殺対策計画の案文が示された
今回は、横須賀市自殺対策計画の素案が示されました。これまで、自死遺族当事者、専門家、支援団体、市職員、先輩議員など多数のかたが、自殺を無くすために長きにわたり意見を交わされた結果が詰め込まれているものと重く受け止めています。
「重点施策」と示された中の、子ども若者向け自殺対策と、周産期のメンタルヘルス支援が、本市の独自色が強いものとなっています。今後、本計画素案については、2018年11月22日~12月14日のパブリックコメント手続きにて、市民のご意見を広く伺うこととなります。
■どれにもひっかからない、若年者の自殺を救うには
議論の中で、「不登校でもない、ひきこもりでもない、生活困窮でもなく、成績が悪いわけでもない。家庭に不和があるわけでもなく、家族旅行の相談までしていたような子が、突然自殺してしまう、というような、どれにもひっかからない自殺が、本当に多い」という問題提起がなされていました。
「相談したところで何もかわらない」と以前実施したアンケートに回答する若年者が多かったことなども挙げられ、①若年者はSOSの発信の仕方が上手ではない ②自尊感情が著しく低い などのポイントも話題にのぼっていました。
「感情を言語化するのが下手だ」ということは、私が福島で高校生たちと地域活動をする中でも感じていました。現代に限った問題ではないとは思いますが、それでも、現代でもなお解決策が見つかっていない、古くて新しい課題です。
10代はほとんど電話をつかわないですし、何なら電話が怖いという子も多いので、SNSを利用した相談体制も、積極的に検討していただきと強く願っています。
参考
MEX(みーくす) 10代のための相談窓口まとめサイト
のような民間サービスもあります。